映画 there will be blood
2007年。アメリカ。
自分で使い果たせる以上に、金を求める欲はどこから来るのだろう?
一攫千金を夢見て、金を掘る。そして、石油を掘る。掘ったら、また次を掘る。
大会社が油田を大金で買いたいと言ってきても断る。自分よりも大きな存在は決して認めない。
金と権力。際限なく、それにこだわり、その結果、どこにも出口のない孤独に陥る。
憎まれて、殺されてしまえば、最期の瞬間、彼は後悔するだろうか。
だが、この映画では、彼は最後まで殺されない。
だから、ずっと耐え難い孤独の中に居続けなければならない。
罰は、既に受けている。ずっと前から。
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