GF001のコンセプトノート

店舗内装デザインを手がけるグリッドフレーム001の視点

こもりつつ、見られる

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ぼくは、学生時代からずっと、自分が考えるための空間の条件について考えてきた。

その答えが、一般的なものかどうかわからないが、確信をもって言えることがひとつある。

それは、勉強や仕事に集中するためには、どこかに他人の目が必要だ、ということだ。

だから、学生時代は図書館で勉強したし、今もある程度、人目につくような位置に机を置いている。

その人目は、不特定な人からの目がよい。その人はぼくを見ているかもしれないし、見ていないかもしれない。

けれど、背後から見られるのは嫌だ。背後にはできれば壁がほしい。見られるなら、前か、横からだ。

もちろん、ある程度、こもった環境がよい。

だから、四方に壁があるとすれば、背後だけは不透明な壁で、前・横の三方はガラスの壁がよい。

同じ高さよりは、少し下からの目線がいい。見下ろされるのは落ち着かない。

そして、ときどきフッと息をついて、ガラスの外を眺めて、目を休める。

 

こもりつつ、見られる、という環境の仕事部屋がほしい。

 

 

自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム

店舗内装デザインを素材とヒトにこだわって/マテリアルス

世界にひとつの看板&ファサード/GFファサード&サイン

 

001@gridframe • 2014年12月14日


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