店舗内装デザインを手がけるグリッドフレーム001の視点
たとえば、誰かにそっくりのロボットをつくるとする。そのときに、誰もがわかるような、その人の大きな特徴(会社員であるとか、お金持ちであるとか、ちょんまげを結っているとか)を書き連ねて、その情報をもとにつくったとしたら、たぶ…
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自分には、こんなに死角があるのだ、ということを実感するには、テーブルマジックを見せてもらうといい。 この年になっても、まったく無防備なままで生きているのだ、と思い知る。 トリックを見破ろうと目を凝らせば凝らすほど、マジシ…
ぼくらは取替えのきかない空間をつくっている、と公言している。 けれど、ネジ1本から自分たちでつくっているわけではない。では、ネジは取替えがきく、ということになる。 ぼくらの活動の中で、何が取替えがきくもので、何が取替えの…
日本で一般の人がアートを買わないのは、家の狭さを指摘されることが多いが、それ以上に建材にフェイクが多いからだ、とスタッフ002は言う。 だから、アートの代わりに、FRANC FRANCのインテリア小物などが売れることにな…
数ヶ月ぶりに、陽向の髪を切る。 髪を切るルールはひとつだけ。髪の伸びる方向から人差し指と中指で髪を挟んで、はみ出したものを切り落とす。 単純に、それを繰り返すだけで、かっこよく切れる。 以前は、髪を触られるだけでも抵抗し…
2002年。フィンランド。アキ・カウリスマキ監督。 冒頭から独特の空気を感じた。すぐに、5年前に観た「街のあかり」を思い出した。 http://d.hatena.ne.jp/yogosiurubi/20100305/ 2…
庭に大きな自然の岩をたくさん並べた保育園がある。 園児たちは、それによじのぼったり、岩から岩へ飛び移ったりして遊んでいるらしい。 子供たちは、大人が思っているほど頼りない存在ではない。 注意力散漫かと思いきや、大怪我をす…
孤独を感じるのは、同じ方向を向いている人を見つけ出せないときだ。 逆に、そうならないためには、同じ方向を向いている人を増やしていけばよい。 そのために、自分から話しかけていく。 →自社ファクトリーでつくる店…
映画監督になりたい、という方に久しぶりに出会った。 ああ、ぼくもなりたいかもしれない・・・とこういう方に出会うたびに思う。 こういう稀少な職業を目指していることを公言する人に共通するのは、自分という存在にmissionを…
ぼくは茶会に出ようと思ったことがなかったが、それは現実に行われている茶会とぼくが知識として知っている茶会は違うだろう、という思い込みによる。 茶室は、戦国時代に武将が命がけで武将をもてなす、人格と人格のぶつかり合う場とし…
30歳を過ぎると、涙もろくなってくる、と30歳くらいの頃に聞いたことがある。 それから、どんどん涙腺はゆるくなってくるのだろうか。そう聞いたこともあるような気がする。 だが、ぼくは泣くことがない、と妻に言われる。 冷たい…
気がつくと、陽向がはなうたを歌っている。 聴いてみると、自作らしい。うんちやら、おしっこやら、パンツやら、身近なものが歌われる。 小さい頃に、おふくろがよくはなうたを歌っていたことを思い出す。 ぼくが友達がよく知らないず…
到達点を最初に決めて出発するか、それとも、決めずに出発するか。 この違いが道程を分けることになる。 後者でも、つくることができるか? そして、もしそれができるなら、実はその方がよいものができるのではないか? …
歪な部分が見え隠れする人は魅力的だ。 そこには、入り込める隙間があるからなのか。距離を感じない。 腹が立ったりすることもあるが、歪さが見えないようなつきあいよりはずっとましだ。 →自社ファクトリーでつくる店…