店舗内装デザインを手がけるグリッドフレーム001の視点
「只今より当機は高度を下げていきます」というアナウンスとともに、飛行機は下に広がっている雲の中へと沈んでいく。 それとともに少し機体が揺れ始める。しばらく濃い霧の中のように何も見えなくなった後、また視界が広がる。 さっき…
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熊本県八代市。 久しぶりにこの土地を訪れた。 30年前に、ぼくの両親が住んでいた土地。 レオという名前の白い犬を飼っていた土地。 ぼくが帰省すると彼は喜んで跳びついてきた。 いや、見知らぬ人が来ても彼は必ず…
今日で、グリッドフレームは設立15周年を迎えることができた。 ネットによれば、10年続く会社は1000社の中で63社、20年続く会社は3社だそうだ。15年のぼくらは、その間にいる。 いろんな人に支えていただいたおかげで、…
熊本にいる母から、びわが送られてきた。 びわは子供の頃からいちばん好きな果物だ。 その味といい、立ち位置といい、決してメインにならない、さりげなさがいい。 食べても食べても少し足りない感じも好きだ。 びわのような人がいた…
相変わらずプロジェクトの提案直前は緊張する。 ぎりぎりまで考え続けるため、提案2~3時間前に根本が覆るときもある。 それでも提案を延ばしていただくわけにはいかないときは、大急ぎで準備する。 大いに焦る。そして、同時にどこ…
愛想がよいのは、両親から受け継いでいる。 概ねそれは対人関係でポジティブに作用してきたと思うが、アーティスト的な方ほど愛想がよい人間に警戒感を持つ傾向があると思う。 そんな相手に対してぼくが褒めると、本心からではないので…
2006年。荻上直子監督。 ガッチャマンの歌詞を問われて、思い出せない人と思い出せる人では、この映画に対する印象は違うかもしれない。 ぼくは、幸運なことに歌詞を思い出せたので、ストレスを感じることなく観ることができた。 …
闇へ逃れるのか、闇から逃れるのか? ぼくらが闇を前にしたとき、どちらだってありうるだろう。 問題は、この矛盾した欲求が同時に湧き起こるときだ。 光へ逃れるのか、光から逃れるのか? と言っても、同じことだ。 かくして、ぼく…
ページのレイアウトがあまりスタイリッシュだと、くだけた文章が書きづらくなる。 写真もスタイリッシュでなければならなくなる。 空間と一緒だ。かっこよければいいというものではない。 居心地とかっこよさは反比例することだってあ…