GF001のコンセプトノート

店舗内装デザインを手がけるグリッドフレーム001の視点

ひたむき

200ページの論文を持って、アメリカから帰ってきたのはもう19年も前のことになる。

その論文を大量にコピーして、会う人、会う人に、片っ端から配ってまわった。

そして、その内容について、長い時間しゃべりつづけた。

みんなには迷惑だったろう。辛抱強く聞いてくれた人たちに、感謝している。

そのうちに、自分が浮いている存在であることに気づき始めた。

それでも、それはぼくが十分に理解されていないからだ、と思い、また、言葉を重ねた。

どんどんぼくは浮いた存在になっていった。

何かにとりつかれている、と言われた。

それでも、友人たちが出資してくれて、会社を立ち上げた。

それから、16年と半年が過ぎて、今も会社はここにある。

今にして思えば、ひたむきだったからだと思う。

スタッフも全員がひたむきな人間ばかり集まってくれた。

きっと、だから親切な人たちがぼくらに仕事をさせてくれたのだろう。

内容について、本当に評価されるのは、まだ、ようやくこれからだ。

 

自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム

店舗内装デザインを素材とヒトにこだわって/マテリアルス

世界にひとつの看板&ファサード/GFファサード&サイン

 

001@gridframe • 2015年1月19日


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