アイディアの深度
新しく事業を起こす人の空間をつくらせていただくことが多い。
そのときに気になるのは、その人のアイディアの深度だ。
伺った瞬間に、「これはお手伝いさせていただきたい」と思うのは、深いところから来たアイディアだと直感したときだ。
ファッションとしてではなく、その人のミッションから来る、といえばいいだろうか。
だから、それを直感できないときは、ぼくらはその人のミッションを探る。
ミッションを感じないアイディアがビジネス的に成功しないわけではないことが、この世の中のあらゆる矛盾の根源のひとつだろう。
その人のミッションを探る会話を進めるうちに、その方のアイディア自体を深化させる可能性もあるかもしれない。
「創造性の連鎖」という、ぼくらのつくり方も、その人のミッションを実現するものでなければ、その存在価値はゼロだ。
→自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム