喜び
苦悩は空間に注入された気体のように、全身に満遍なく拡がる。その大小には関係なく。そして、それは喜びも同じだ・・・とホロコーストで収容されたユダヤ人の学者フランクルは体験記『夜と霧』の中で言う。
(この言葉については、5年前に一度書いている。 http://d.hatena.ne.jp/yogosiurubi/20100105/ )
人が自由にコントロールすることができない喜怒哀楽の感情とは、すべてこのように瞬時に全身を充たすものだと思う。
そして、『その大小には関係なく。』ということが大事だ。どんなに小さなことでも、その人の全身に拡がるのなら、人の心を一瞬でも喜びで充たすことはこのぼくにもできるのではないか。
周囲を見渡せば、そのような思いで生きている人を見つけることができる。
なりたいと思って簡単になれるわけではないだろうが、ぼくもそのようにありたい。
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