GF001のコンセプトノート

店舗内装デザインを手がけるグリッドフレーム001の視点

中央と周縁

ぼくには常に周縁にいたいという欲求がある。

周縁には、中央のシステムの規制が十分に行き届かないところがあり、システムの良い部分を選択的に受け入れられる自由があるからだ。

自分で会社を興すことになろうとは、全く希望も予想もしていなかった。なぜなら、自分で会社を興すということは、自分を中心に置くことに他ならないからだ。

中央に自由がないわけではないが、それは周縁にある自由とは別物である。なにより、自分を中心として周縁ができてしまうことによって、自動的に自由ではなくなってしまうことを避けたかった。

ローマ帝国の力が弱いからこそ、周縁にヴェネツィアのような自由都市が発達したように、ぼくは弱い中央になることをめざした。

そのようにして、自らもヴェネツィアのように自由でありたい、と。

グリッドフレームは、そのようにして生きながらえてきた会社である。

結果として、強い会社になっていたらいい。

 

自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム

店舗内装デザインを素材とヒトにこだわって/マテリアルス

世界にひとつの看板&ファサード/GFファサード&サイン

 

001@gridframe • 2014年3月17日


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