入り乱れる
ぼくには「入り乱れる」社会は「分かたれた」社会よりはるかに倫理的に映る。
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何かイベントを仕掛ける側と、それに来るお客さん側が、同じ目的を共有したとき、両者の境界をお互いが越えて「入り乱れる」。
そのような状態をつくり出すのをゴールとして、空間をつくることが多くなってきた。
境界がくっきりと分かれることの魅力というのも当然あるが、それはシンプルな構造でつくれる。
法的な制度なども、境界をくっきりさせるために存在するわけだから、「入り乱れる」状態をつくることはチャレンジングだ。
そして、なによりぼくには「入り乱れる」社会は「分かたれた」社会よりはるかに倫理的に映る。
→自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム