映画 告発
1995年。アメリカ。
アルカトラズ刑務所における囚人虐待を告発した実話に基づいた映画。
ふりかかる暴力に対し、ぼくたちには二つの反応以外にない。
抗するか、それとも、屈するか。
特に、圧倒的に不利な状況下においては、どちらを選ぶかは、死を覚悟できているか、それとも、できていないか、とも言い換えられるかもしれない。
主人公は、最後に怖れを克服できたという自覚をもって、アルカトラズへ再収監され、独房で死ぬ。
清々しさは、彼に起こったことではなく、彼の心のありようの中にある。
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