現場監督から、現場制作へ
アーティスト集団の現場監督。二つの異質な言葉が並置されているようなちぐはぐな印象を受けるが、空間をつくるためには現場監督が欠かせない。
ぼくらはこのポジションを成立させるために、長い間苦労してきた。ゼネコンの現場監督のように、決められたものをきっちりと納める仕事をめざしているわけではないからだ。
現場監督もアーティスト。自分のつくりたいものがあって、そのアイディアを加えて、よりよい空間づくりに貢献しなければならない。
大忙しの現場で、よりよい空間をイメージして、自分も手を動かしながらつくっていく。決して、他にはないポジション。
今後、彼らを現場制作と呼ぼうと思う。
→自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム