GF001のコンセプトノート

店舗内装デザインを手がけるグリッドフレーム001の視点

鉄は熱いうちに打て

現瞬間から未来ヘ向かって立ち、いかなるものからもその意味を取り去ることによって構造し、構造することによって意味を見いだすこと(森敦『意味の変容』)こそが、創造するという行為であるならば、その創造自体は瞬時に起こるだろう。

その瞬間を待つがために、それなりの長い時間がかかったとしても、創造は爆発的に生じる。

その爆発の力が大きいほど、ぼくらはそれだけ集中力を高めなければならない。

 

だが、集中力を長く保つことは困難である。

グリッドフレームが組織として、創造的に空間をつくっていくためには、スピードを必要とする。

創造性の連鎖に参加するスタッフの感動が持続する限りにおいて、それぞれの創造は成立しうるのだから。

 

もし、設計図があって、その通りにつくることが仕事であるならば、感動は必要とされないし、スピードも関係ないだろう。

グリッドフレームにはそのような意味での設計図はない。それがグリッドフレームの価値であり、ぼくらが空間アーティストたる所以である。

現実には、融資不動産契約など、さまざまな外的条件が時間の見通しを妨げ、創造性の連鎖の成立を困難にする。

 

クライアントの方々と、スピーディに制作を進めていける条件を一緒につくっていきたい。

 

自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム

店舗内装デザインを素材とヒトにこだわって/マテリアルス

 

001@gridframe • 2013年10月18日


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