2014年
2014年。
グリッドフレームとしては、輝きを放つことができた年だった、という思いがある。
ぼくらは、もうひとつのリアリティをつくりだす空間アーティスト集団だ。
店舗空間である以上は、エンターテイメント性も要求されるが、12月29日にも書いたように、リアリティとエンターテイメント性は対立するものとしてある。
もちろん、その境界は明確ではないが、ぼくらは『創造性の連鎖』によって全体としての一方への徹底性を避けることによって、リアリティとエンターテイメント性が共存するような空間をつくってきた。
2014年は、クライアントの理解を得られて、この困難なコンセプトをある程度貫くことができたように思う。
鈍い輝きでよい。来年は、一層『創造性の連鎖』を強化して、さらに新しい素材開発を行うことによって、よりよい空間をつくりつつ、創造性の連鎖に周囲を巻き込んでいきたいと思う。
つくる楽しみを仕事にする人を増やしていく、という目標へ向かって、歩みを進めていきたいと思う。
→自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム