変えられるもの
あとの世代にとって、明治時代に確立された諸制度は、既成のものとして動かしがたく映っていたとしても、柳田(国男)にとってはつねに変形可能なものでしかなかった(柄谷行人『柳田国男論』p.31)
何を「変えられるもの」と考えるか、でその人の創造的行動の幅は決まる。
国だって変えられる、と考える人もいれば、家庭すら変えられない、と考える人もいる。
グリッドフレームという組織についていえば、遠くへ同じ方向を向いてさえいれば、スタッフなら誰でも会社を変える役割を担うことができる。
もちろん、変える役割を担うには、まずは「知る」ことが重要だ。
ちなみに、柳田国男は、「知る」ことに一生をかけた。現実の「変える」運動には一切コミットしなかった、といわれる。
→自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム