映画 バスキア
1996年。アメリカ。
この映画のバスキアの何が好きかといえば、他人の「作品」の上に躊躇なくペンキをのっけて、「ほうら、よくなった」と笑うところだ。
ぼくのいう「創造性の連鎖」のイメージの原形がそこにある。
それを「子供」といって非難するならば、大人になるということは自分の周りに壁を立てて閉じこもることなのか。
バスキアの何に対して、巨額のカネが動いたのか、ぼくには到底説明できないが、彼の人間そのものが「自由」を象徴していたのかもしれない。
ぼくだって、金持ちだったらそれに金を払うだろう。
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