GF001のコンセプトノート

店舗内装デザインを手がけるグリッドフレーム001の視点

勢い

ぼくたちの仕事は、時間をかければよい空間ができる、というものではない。

つねに、ひねり出したアイディアが旬であることが重要で、それが創造性の連鎖を引き起こす条件だからだ。

「今、目の前にあるアイディアをかたちにしたい」とアイディアを引き継いだ人間が高揚しながら、彼自身のアイディアを重ねていく。

「鉄は熱いうちに打て」という言葉通り、心が熱いうちにつくりを進めていかなければ、よい空間にはならない。

だから、融資などの問題でプロジェクトに「待った」がかかると、つくり手の心のコントロールは難しくなる。

アイディアの検討などという時間が長すぎると、それは改善であるどころか、アーティストから羽をもぎ取る致命的な改悪になりかねない。

ぼくらは、いつも前を向いてつくる。検討のときも、後ろを見ながら、同時に前を向かねばならない。

そのようにしてつくられたものでなければ、訪れる人をどこかへ連れて行ってくれるような空間はできない。

 

自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム

店舗内装デザインを素材とヒトにこだわって/マテリアルス

 

001@gridframe • 2013年9月11日


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