GF001のコンセプトノート

店舗内装デザインを手がけるグリッドフレーム001の視点

携帯

会社の携帯は、ちょっとこだわってauショップで気に入ったものを自費で購入した。

先日、その携帯にちょっとした故障が生じたので、会社の担当の方が修理に引き取ってくださった。

数日後、「修理には2万円ほどかかりますが、新しい携帯には無料で換えられますよ」とのこと。新しい携帯といっても、種類はひとつだけで、色だけ選べる。

先方には、「もちろん、無料を選びますよね」という響きがこもっている。

「・・・お願いします」というしかない。こだわり料2万円はすでに3年以上過ぎた携帯には高い。なにか、そう判断せざるをえないような力がその場には働いている。

元凶は、「無料で新しいものに交換できますよ」というサービスだ。

大量消費時代の、大量なゴミとなってうずたかく積み上げられた携帯たちを想像しながら、それでもNOといえないことを恨めしく思う。

一昨日に書いたXPといい、携帯といい、モノに対するこだわりの気持ちは、一体どこにやり場があるのだろう。

人間として、なにかがおかしいと思う。一刻も早く、このような時代から抜け出す必要があるんじゃないか?

 

自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム

店舗内装デザインを素材とヒトにこだわって/マテリアルス

世界にひとつの看板&ファサード/GFファサード&サイン

 

001@gridframe • 2014年5月5日


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