楽器と呼吸
ある本に、楽器を奏でるには、鼻で息をしなければならない、と書いてあった。
口で息をすると、音は口の中で共鳴して耳に伝わる音感が狂うそうだ。
風邪をひいて鼻が詰まったりすると、吹奏楽器だけでなく、あらゆる楽器の演奏に影響が出るのだろう。
ぼくは楽器の演奏は得意ではないが、それぞれの空間から音楽を感じることがある。もちろん、物理的に音が鳴るわけではない。
でも、耳を澄ますようにして、口では息をしない。
楽器の演奏と似ているのかもしれない。
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