廊下
だれもがアクセスできる廊下があったら、ことごとくギャラリーとして開放したらよい、と思う。
snsの時代になったから、人に知らせること自体は難しくないし、お金をかけなくてもよい時代になってきたのだから。
見せる場所として意識されはじめると、おもしろい廊下が増えてくるだろう。機能上の制約はあまりない場所だからこそ、おもしろいデザインもできやすい。
とはいえ、ほとんどの廊下はつくりかえる必要はないだろう。それぞれの場所には、それぞれのあるべき姿があって、人為が入りすぎると不自然な空間になってしまう。
世界にどのくらいの取り残されたような廊下があるのだろう、と想像するだけで、ぼくは幸せな気分になる。
→自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム