言葉の強度
ある人から、ぼくが書く文章は、「強い」という指摘を受けた。別の人からは、「排除」されているように感じる、と言われた。
いずれも私よりも10歳以上若い世代の人たちだ。
ぼくも気づいてはいたけれど、はっきり言われて、初めて問題として捉えられるから不思議だ。
それは、ぼくが好きな文章が、時代とズレてしまっているからかもしれない。
同年代の人には通じるが、一世代下の人には違和感を感じさせる傾向があるように感じられるのは、それと無関係ではないだろう。
文章のスタイルは、当然、内容にも影響を与える。だから、伝えたいことによって、スタイルは変化しなければならない。
多様性の世界で、縦横無尽にスタイルを選び取る世代に対し、何かを発信したいと思うならば、自分の好みのスタイルの中に閉じこもっていてはならない。
そう言われているんだ、と受け止める。
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