地元
長い間、同じ場所で仕事を続けてこられて、「地元に恩返しをしたい」と店舗をつくるクライアントがいらっしゃる。金儲けは二の次の、地元に必要とされる場を提供したい、という心から出店されるようなお店だ。
柄谷行人の10年前くらいの著作から頻繁に出てくる「互酬制の高次における回復」を想起させるようなところがある。
そんなクライアントの心持ちになれるような人生は素敵だ。ぼくらはそれを全力でサポートしつつ、自分もそのような心持ちであれるように生きたいと願う。
→自社ファクトリーでつくる店舗デザイン空間/グリッドフレーム