知らないことの強さ
馬鹿にされることを許容できなければ、面白いものなど一生つくれない。
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知らないことの強さ、というものがある。
プロがつくるものよりも、学生のつくるものが輝いていることがある理由はここだろう。
知識と経験は、一般にやってはならないことを増やしていく。世の中に同じようなものが多いのは、その帰結と言える。
世の中に面白いものは、いつも少ない。
だから、知らないことはそれ自体でひとつの価値だ。
よいブレインストーミングとは、知識と経験を括弧に入れることができる人か、もしくは、その世界を知らない人によるものだ。
そうでなければ、面白いものは出てこない。
だから、それをわからない人には、馬鹿にされていればいい。
馬鹿にされることを許容できなければ、面白いものなど一生つくれない。